スキマと武神と糞爺と人の子
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眼とか王の財宝とかいらんのか?」
すっごい物騒なものじゃないかよ。
とくに直視の魔眼とか。
「いらないものはいらない。だいたい三国志の世界で100年も生きられる自信ないし・・・・」
「そうじゃのぉ。分かった、認めよう。今から20年ほどじゃ。おぬしを鍛え上げる。そして20年後に赤ん坊として転生させる。それでどうかの?」
ほうほうなるほど・・・、とりあえずは鍛えてから転生というのは許可されたということか。
いや、だけどさ。
赤ん坊から転生し直しってことはさ。
「それじゃあ肉体が変わってしまってここで鍛える意味がなくなるんじゃないか?」
「そうではなくてじゃの、ここで鍛えた分までは転生後に鍛錬すれば簡単に追いつけるようにするのじゃよ。実戦経験も積める上に、転生後も簡単に強くなれる。どうじゃろうか?」
なるほど。
特におかしい点はないのか?
まあ、結局強くなるために鍛錬が必要なのは変わらないけどな。
「特にチートではない程度に能力は付けておくからの。とりあえず幾多もある並行世界の世界の一つ、このわしの住まう神界で20年ほど鍛練するがよい」
「訓練に参加するメンバーは私達が選んでおくわ。強い人たちを選んでおくから安心しなさい」
いや、そんなことを言われても安心できないんだが・・・・。
行く前に精神的に死んだりしないよな?
あ、もう俺は死んでるんだった。
「お前が知っている奴を選んでおくよ。もちろん神界の住人だからお前が知っている存在とは別物だがな」
八雲紫さんに武神さん、あんた方は一体誰を俺の教育係にする気なんだい?
俺は多少の恐怖を覚えるのであった。
「ま、行ってくるのじゃ」
爺がなにやら指を俺に向けてきていて、その指が俺の足元に向かう。
まさか・・・・・・。
「受身はとるのじゃよ〜?」
「ふざけんなーーーーーーーーー」
まさかのここでテンプレな落とし穴かよ。
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