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戦国異伝
第八十三話 明智の覚悟その七
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しながら酒を飲みだ。その中でだ。
 細川が酒を親しみつつだ。周囲にこんなことを言った。
「こうして我等は今濁った酒を飲んでいますが」
「それが何か?」
「何かおありで?」
「南蛮の酒はです」
 それはだ、どうかというのだ。
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