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学園黙示録 Highschool Of The Dead 〜壊れた世界と紅の狼〜
地獄の舞踏会
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に。


「麗! もうちょっと下がってろ! そこは危険だ」


麗達はワイヤーからさらに下がり、距離を取ったのを確認したを見たので祭りを始めることにした。


「“王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)”ッ!!」


俺は、“王の財宝”の中からとある一本の槍を上空から地面に向けて射出させた。


ガシャンッ!
ドォン!!


地面に突き刺さったのを見た後、俺は一気にその刺さった場所まで駆け、その柄を握り締めておもいっきり引き抜く。


「オォォォラアァァァァッ!!」


引き抜かれた槍は先端が特異な物となっていた。
舟を止める為に降ろす碇のようだが、もう一個用意して十字の鉤爪にしてあった。
さらに、その鉤爪の様な碇の根元を鎖で繋ぎこちらの柄の先端と繋げて切り離し可能にしてある。
大きさは大体2m半ぐらいで、重さは大の大人が3人が両手でようやく持てる重さを俺は片手で操り、手始めに俺の周りに存在してる《奴等》を躊躇い無く中身が飛び散ろうとも轢き潰した。


グチャチャチャッ!!
ブシャアァァァァァ!!


内臓が飛び散り、血が噴き出る。
俺の服や地面にべったりとくっつくが俺はそんなことどうでもいい。
《奴等》という存在が目の前から存在しなくなるまで殺し尽くした。
斬り殺し、刺し殺し、轢き潰し、抉り殺し、引き裂いていく。
《奴等》は頭を潰せば、止まるが俺はそれすらしないで原初たる方法で殺していく。
身体そのモノを無くせばいい。
要は、肉の塊すら残さず圧殺すればいい。
斬っては潰し、刺しては潰し、抉っては潰し、引き裂いては潰す。
なんとも簡単な作業。
奏者は返り血を浴びた全身紅い鬼、奏でられる音は肉の潰れた音と血が吹き出る音、そして鬼の叫び声。
ああ、なんて愉しいかな。


「アハハハハハハハハ! さぁ、舞台は終幕にふさわしい終わり方を見せてやろう!!」


俺は、碇を切り離して上空に飛ばし自身も飛び上がる。
そして、そのまま生き残ってる《奴等》に向けて振り下ろす。
重力+振り下ろされる力が加わった碇は強烈な打撃音が辺り一帯に響き渡る。
まるで爆撃があったかのように。
そんな一撃を貰った《奴等》は瞬く間に圧死し、圧力の関係で液体が上に飛んでいく。
そして………………


ザアアアアアアアアァァァ………


雨となって降る。
俺はその血の雨を受ける。
受けながら、肩で碇槍【長槍 黒狼】を担ぎながら、麗達の元に向かうと向こう側から凛とした声が響いた。


『皆、その場で伏せなさい!!』


消防服に身を包んだ人達がワイヤー越しから俺を狙っていた。
………どうみても、俺って悪役にしか見えない姿だよな、肩に担がれた武器は血がべっとりと付着
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