第七十九話 人たらしの才その二
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「どうされますか」
「美味い菓子でも食おうぞ」
こう言ったのである。彼等に。
「砂糖を使った甘い菓子をな」
「いや、砂糖を使ったものは流石にです」
「あまりにも高うございます」
「ですからそれは幾ら何でも」
「褒美に過ぎます」
「ははは、それもそうじゃな」
笑ってだ。従者達に返す羽柴だった。
「しかしできればじゃ」
「その砂糖菓子をですか」
「馳走にというのですか」
「そうじゃ。まあ確かに砂糖菓子は高いがのう」
だがそれでもだと言う。羽柴はさらに言うのだった。
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