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戦国異伝
第七十八話 播磨糾合その十
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前祝といきましょう」
 蜂須賀が口を大きく開いて言った。
「盛大に飲みましょうぞ」
「わしは確かに飲めるが」
 この辺り信長と違う信行だった。兄と違い彼は酒はいける。 
 だがそれでもだ。真面目故にこう言うのだった。
「しかし小六の飲み方はのう」
「なりませんか」
「大酒に過ぎるのではないのか」
 このことを指摘するのだった。
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