暁 〜小説投稿サイト〜
戦国異伝
第七十八話 播磨糾合その一
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
芸人の様なものをして旅をしていたことがありまして」
「針を売っていたのではなかったのか?」
「その他にはそうしたこともしていました」
「そうだったのか」
「路銀は多い方が助かりますので」
 この辺り実にしっかりとしている羽柴だった。彼の金銭感覚は織田家随一である。それはこれまでの人生経験、まさにそうしたことから学んできたことだった。
「ですから」
「だからか。そうしたやり方もか」
「学んできております」
「ではその芸は何じゃ」
「猿真似です」
 実際に頭の天辺をかりかりと掻く、猿の動作をしてみせて話す羽柴だった。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ