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魔法少女リリカルなのは 平凡な日常を望む転生者
後日談8 クリスマス(加奈)
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いわね大悟。








「………」
「どう?私のドレス姿は?」
「………凄く綺麗だ」

驚いた顔でそう呟いた大悟。
大悟もタキシードに着替えていて、外見だけならかなりの美男子だ。
現に店の女の子達は頬を赤らめながら見ている。

「私はこういう高価な感じはそんなに好きじゃないんだけどね………」
「いや勿体ないよ!!こんなに似合ってるのに………」

まあそうまで言われて嬉しくない奴はいないわよね。

「………ありがとう、大悟もかっこいいわよ」
「ほ、本当!?」
「もう少しシャキっとしてればね」
「………手厳しい」
「くすっ、精進なさい大悟。それじゃ行きましょ?」
「そうだね」

こうして私は大悟の案内の元、パーティ会場へと向かった………









「凄いわね………」

大きなホールで、皆貴族のような振る舞い………とはいかないけど淑女の様な振る舞いをする女の子が多かった。
彼女達は管理局員じゃない。恐らくお偉いさんの娘さんでしょう。
みんな大悟狙いか?と思ったけど、実際はそうでもなく、普通にパーティを楽しんでいる。

因みに私はこんな豪華なパーティなんて初めてなので、誘ってくる男達を躱しながら大悟を待っていた。

「ふう、疲れる………」
「お帰り。どうだった接待は?」
「接待なんかしてないよ。婚約の件をすっぱり断ってきたんだ」

そう言って帰る途中にもらってきたのか、シャンパンの入ったグラスを持ってきてくれた。

「………まあこの中には媚売ってる人もいるけど、俺は別にお偉いさんになりたいわけじゃないから」
「当然ね」

今の管理局の内情を知っており、なおかつ原作を知っている大悟には管理局で上に行きたいとは思わないでしょう。
大悟に、管理局を変えたいなんて思いも無いでしょうし。

「失礼、君がエース・オブ・エースの神崎大悟一等空尉かな?」

そんな私達に声をかけてきた人が1人。
年齢は30歳位の男の人で、明らかに雰囲気が周りとは違う。

この人は凄く偉い人だ………

「そうです。………初めましてヴェリエ・マーセナル元帥」

元帥って………えっ!?

「この人トッ「加奈!!」」

私がびっくりしてつい叫ぼうとした所を大悟が塞いでくれた。
あのまま叫んでたらかなり失礼だった所だった………

「済みません………」
「いや、いいよ。彼女は確か管理局員じゃなかった筈だね?」
「はい、自分の学友です」
「彼女かい?」
「自分の一方通行です」
「ふふ、青春してるね………」

と大悟と握手をしながら言うヴェリエさん。

「あの………」
「お嬢さん、名前を聞いても良いかな?」
「あっ、はい。佐藤
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