第七十七話 播磨入りその一
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「ではその十五国を万全に治めてですか」
「そのうえで力を思いきり蓄える」
「そうしてきますか」
「しかし動きは止まる」
それは間違いないというのだ。
「まして織田は瞬く間に尾張を統一し今に至るまでも早かったな」
「はい、まさに疾風でした」
「気付けばでした」
「そして今も瞬く間に果たす」
そのことを確実としてだ。氏康は家臣達に話す。
「それならばじゃ」
「その後はゆっくりとですか」
「国を治める」
「そうすると」
「だから暫くは動かぬ」
氏康の目は鋭い。そこには確信がある。
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