第七十五話 都に入りその十
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永を殺すことを決めたと思った。しかしだった。
信長は頷いた次の瞬間にだ。もうだった。
面白そうな笑みを浮かべてだ。こう家臣達に告げたのである。
「しかしわしがじゃ。あの男と会いたいのじゃ」
「何とっ、あの松永にですか」
「会われると」
「今もその様にお考えですか」
「そうじゃ」
その通りだとだ。信長は笑みを浮かべて述べた。
「会おうと考えておる」
「ですからそれはです」
信行は真剣そのものの顔で兄に告げる。身さえ乗り出さんばかりだった。
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