第七十五話 都に入りその二
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
を見て言うのだった。
「これはのう」
「前に来たよりもこれは」
「うむ、酷くなっておる」
「先の公方様と三好、松永の戦のせいでしょうか」
「それだけではあるまい」
信長はそのことだけにだ。原因を求めなかった。
それでだ。こう言うのだった。
「延暦寺の僧兵達じゃ」
「あの者達ですか」
「今も都に出て来ては暴れておるそうじゃな」
「それは平安の頃からでして」
つまり僧兵というものができてからだ。延暦寺の僧兵達は何かあると都に出て来て強訴等をしているのだ。それは相手が法皇であっても同じであったのだ。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ