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久遠の神話
第三十三話 八人目の剣士その九
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生きていても何にもならないが為に」
「他人の役にも立たない。ことの善悪もわからないまでに愚かだとな」
「厳しいですね」
「私は厳しいか」
「そうしたことを言われるとは」
「確かに私は冷徹だろう」
 自分で認識していた。そのことは。
「だがそれでもだ」
「そうした人を使ってもですね」
「何とも思わない」
 また言うのだった。
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