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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百三話 キラ=ヤマト
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はないしな」
ジャミトフもバスクもブルーコスモスを徹底的に利用するつもりであった。それはブルーコスモスも同じだったが彼等よりもジャミトフ達は政治を知っていた。役者が違ったのであった。
「さて」
ジブリールは自室で黒猫を前に酒を飲んでいた。
「行くか、地球に」
「ニャーーーー」
黒猫は可愛い声で鳴いた。ジブリールはそれを見て目を細めるのであった。
ティターンズもまた地球に降下することになった。ジェリドやヤザンといったエースパイロット達が総動員されることになった。
「聞いたか、ジェリド」
「ああ」
ジェリドはカクリコンに応えていた。
「今度は北極なんだってな」
「そうだ」
「で、指揮官は誰だ?またダニンガン少佐か?」
「いや、ダニンガン少佐はこのゼダンに留まるらしい」
「そうか」
「じゃあ誰なんだ?」
ダンケルがカクリコンに問う。
「ブルーコスモスの連中らしいな」
「ブルーコスモスか」
ジェリド達は彼等の名前が出て顔を曇らせた。
「大丈夫かい」
まずはライラが言った。
「単なる企業家が戦争の指揮を採っても」
「さてな」
カクリコンは突き放した様に返した。
「若しかするとあのダニンガン少佐よりも凄い戦略を見せてくれるのかもな」
「おいおい、それはかえって凄いぞ」
ラムサスがカクリコンの言葉を聞いて言う。
「あれより上だとは」
「下ではなく、か」
ドレルがそれに突っ込みを入れる。
「ベクトルが違うのさ」
「ううむ」
ヤザンの言葉に顔を顰めさせる。
「どちらにしろ。まともな戦略を立てるとは思えないな」
ザビーネが顔を顰めさせる。
「下手をすればまた地球から撤退か」
「勘弁して欲しいね、現場の人間としちゃ」
クロノクルとファラが言った。
「まあ、生き残るつもりはあるけれどね」
「私はどうなってもいいわ」
カテジナだけは違う意見であった。
「戦えればね」
「そうなの」
「ええ、そうよ」
マウアーの問いにも考えは変わらない。
「特にウッソとね」
「いいねえ、その剥き出しの感情ってやつは」
ヤザンはそんなカテジナを見て笑みを浮かべた。
「俺も戦いは好きだからな」
「ヤザン、じゃああんたはこの作戦乗り気なんだね」
「奴等は好きじゃねえがな」
ライラに答える。
「一般市民なんざ狙っても意味ねえだろ」
「そうだね」
「どっちみちあの連中は大した奴等じゃない。そのうち自滅するさ」
「冷静に見ているんだな」
「おいおい、ジェリド」
ヤザンはジェリドにも返す。
「御前だってこの程度のことはわかるだろ」
「まあな」
実はジェリドもそう見ていた。
「あのアズラエルって奴は。自分が思っている程優秀じゃないな」
「体よく言えば馬鹿だな」
「全然体よくじゃないね、それは
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