第百三話 キラ=ヤマト
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。そしてそこにいた全ての者に対して指示を下した。
「すぐにこの場を離れます、いいですね」
「了解」
全員これに敬礼する。だがキラ達は戸惑ったままであった。
「何か大変なことになっちゃったわね」
ミリアリアが深刻な顔で皆に言う。
「このまま暫くここにいるなんて」
「そうだよ。どうなるのかな、俺達」
「ザフトの連中まだ外にいるんじゃねえの?やっぱりまずいよ」
カズイとトールもミリアリアと同じ表情であった。
「けれど。仕方ないしな」
サイは深刻な顔をしながらも現実を見ていた。
「ここは。我慢しよう」
「それしかないわね」
「そうだな」
キラもまた同じ顔であった。だが彼は別のことを考えていた。
(アスラン・・・・・・)
ザフトにいる親友のことを。考えていた。
(軍にいるなんて)
また彼と会うことになるのだろうか。その時はどうなるのか。彼は不安を胸に抱きながら今考えていた。自分一人ではどうしようもないこととわかっていながらも。
第百三話完
2006・7・6
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