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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百三話 キラ=ヤマト
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答える。
「そうですけれど」
「そうか」
ムウはそれを聞いてまずは一呼吸置いた。それから言った。
「君、コーディネイターだろう」
「!?」
この言葉に場の空気は一変した。コーディネイターという言葉がそうさせたのだ。
「違うか!?これは俺の勘なんだけど」
サイ、トール達がそれを見守る。彼等は知っているのだ。
「はい」
そしてキラは頷いた。それを認めたのだ。
兵士達が動こうとする。だがそこにサイ達四人が出て来た。
「止めてくれよな!」
「キラは私達の為に戦ってくれたのよ!」
「トール、ミリアリア」
「ここは俺達に任せてくれ」
「サイ」
「さっき助けてもらったしな」
「カズイ」
彼等はキラの周りに立つ。それでキラを護っていた。
「皆落ち着いて」
マリューがここで言った。
「この子は敵ではないわ」
「ラミアス大尉」
「驚くことでもないでしょう?戦争を嫌ってここに移ったコーディネイターがいても」
マリューはナタルにこう返した。
「違うかしら」
「それは」
「そうでしょ?キラ君」
「はい」
キラはこの言葉にも頷いた。
「僕は第一世代のコーディネイターですし」
「つまり御両親はナチュラルなんだな」
「そうです」
今度はナタルに応えた。
「オーブにいます」
「そうか」
「わかったわ。けれどガンダムに乗ってもらったからには聞いてもらいたいことがあるのだけれど」
「何ですか?」
「暫く私達と行動を共にしてもらうわ」
「それ。どういうことですか!?」
「アムロ=レイ中佐と同じパターンだと言えばわかり易いかしら。それともケーン=ワカバ少尉か」
「それじゃあ」
「そうよ。ガンダムは軍の最高機密だから。暫く私達と一緒にいてもらいたいのよ」
「ってことは俺達アークエンジェルにいなきゃならないってこと!?」
「そうみたいだな」
カズイがトールに答える。
「ここからだと。何処まで行くことになるかしら」
「それだとオービットに来ればいい」
「オービットに」
ヒイロの言葉に顔を向けた。
「そうだ。ガンダムはロンド=ベルに引き渡すつもりだったのだろう」
「ええ、まあ」
「今ロンド=ベルはロンド=ベルにいる。丁度いい」
「わかったわ。それじゃあ」
「何だ、すぐか」
ムウがそれを聞いて呟いた。
「とりあえずはそこまでだな」
「ですね」
「じゃあとりあえずは五人来てもらってるし」
「はい」
「マリュー=ラミアス大尉が艦長代理だな」
「私ですか!?」
「俺はパイロットだしな。艦長をやるには都合が悪いだろう。メビウス=ゼロで敵を迎撃しなくちゃいけないしな」
「それでですか」
「そうさ。まあオービットまでの間だからな」
「わかりました。それでは」
彼女はそれを受けるしかなかった
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