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戦国異伝
第六十九話 岐阜での会見その九
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はどう思われますか」
 長政は父の顔を見て問うた。
「織田殿につきましてな」
「最早うつけではあるまい」
 まずはここから話す久政だった。これまでの風聞は否定したのだ。
「かなりの御仁じゃな」
「そう思われますか」
「うむ。それは間違いない」
「では織田殿と婚姻を結んでいることも」
「それもよい。しかし浅井の家はこのままか」
 織田家に組み入れられるのではというのだ。このことについてだ。
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