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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百二話 血のバレンタイン
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「それとは!?」
「プラントだ。どうやらあそこの国防委員長であるパトリック=ザラは俺達コーディネイターでない者に対してかなり偏見を持っているらしい」
「偏見をか」
「選ばれた優性人種であるコーディネイターとナチュラルは違うってな」
「おいおい、まだそんなこと言ってるのかよ」
マサキはそれを聞いて呆れた声を出した。
「一矢とエリカのあれ見てもまだそんなことが言えるのかよ」
「人間わかる者とわからない者がいる」
ジノがそれに答えた。
「どんなものを見てもな」
「ほなそのパトリック=ザラっておっさんはアホなんやろな」
「多分そうだろうな」
ベッキーも会ってもいないのにそう言い捨てた。
「今までの戦争でそんなの全然大した違いだってわかるからね」
「スペースノイドもアースノイドもなくな」
ビルギットが言った。
「そんなの、な。もう」
「全然大した違いじゃないよ。他の星の人間とも仲良くやってるし」
「へへっ、そういうことだな」
キャオがそれを聞いてにこにこと笑う。
「俺もな。楽しくやらせてもらってるしな」
「あたしもね。ここの雰囲気が気に入ってるよ」
アムもそれは同じであった。
「私もだな」
「あんたもすぐ馴染んだね」
レッシィがギャブレーに突っ込みを入れる。
「最初はどうなるかって思ったけどさ」
「ここはいい部隊だ」
「へえ」
「クワサン殿もおられる。やはり私は女性の為に戦いたいのだ」
「まっ、こんなのもいるしね」
シモーヌは密かにレッシィと組んでギャブレーを茶化してきた。
「そんなに違いはないんだよ、誰だって」
「だがそのザラ委員長はそうは考えていないってわけさ」
「じゃあ挑発的な行動は危険だな」
ケンジは思慮深い言葉を述べた。
「ティターンズは止めなくてはならないが」
「じゃあプラントの前で迎撃ですね」
「そういうことになる」
彼はタケルの言葉に応えた。
「さもなければ大変なことになるぞ」
「サザーランド提督の艦隊と協同して」
「サザーランド提督か」
だが京四郎はその名前を聞いて顔を暗くさせた。
「京四郎さん、どうかしたの?」
「実はな」
めぐみに応えて言う。
「あの人にはいい話は聞かない」
「っていうと」
「地球至上主義者でティターンズに賛同していたことがあるらしい。それにブルーコスモスとも繋がりがあるって聞いたことがある」
「まさか」
「まさかとは思うがな」
「それでも派手なことはできないでしょう」
ジュンがそれに対して言った。
「今の状況では」
「そう思いたいがな」
だが京四郎は危惧していた。
「まさかとは思うが」
「心配性ね、相変わらず」
「どうかな」
ナナの言葉にもその危惧は消えなかった。
「そうした奴が今まで何をしてきたか。御前
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