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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百二話 血のバレンタイン
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長に対して声をかけていた。
「はい、間も無くです」
艦長もそれに応える。
「それで我等の作戦が成功します」
「そして汚らわしいコーディネイター共への粛清がはじまる」
「その第一歩ですな」
「そうだ、この作戦は」
「サザーランド提督の艦隊にあれが積まれているなぞ」
「奴等は思いもしないだろうな」
「ふふふ」
彼等はほくそ笑んでいた。そして戦局を見守る。邪悪と言っていい思惑がそこに絡んでいた。
それからまた暫く経った。ティターンズは損害を出しながらも戦線を維持していた。とりわけ三機のガンダムがそれに大きく貢献していた。
「あの白いの、まだやるのか!」
スティングはアムロの乗るニューガンダムに対して攻撃を続ける。
「しぶとい!誰なんだあれは!」
「やはり知らないんだな」
ロウはそんな彼を見てまた呟いた。
「アムロ=レイのことも」
「ギュール」
ここで青いマシンから声がした。そこには銀髪の青年がいた。
「ああ、あんたか」
「そろそろ時間だ」
「いよいよか」
それを聞いてさらに嫌そうな顔になった。
「そうだ、いよいよだ」
「何かいけ好かねえな、本当に」
「そうも言ってはいられない。これは戦争だからな」
「そういうことかよ」
「そうだ。仕方ない」
「チッ」
それでもロウの不安は消えなかった。
「じゃあ撤退だな」
「うむ」
「イライジャ、援護を頼むぜ」
「わかった」
その銀髪の男イライジャ=キールはそれに頷いた。
「後ろは任せろ」
「よし。御前等」
ロウはそれを受けて三人に言う。
「撤収だ、いいな」
「えっ、もうですか!?」
アウルがそれを聞いて声をあげる。
「いいところだったのに」
「それが戦争ってやつさ。わかったらさっさと撤退するんだな」
「ちぇっ」
「じゃあ隊長」
スティングはアウルよりは素直であった。
「すぐに」
「そうだ。ステラ」
「はい」
ステラにも言う。
「わかったな」
「わかりました」
「よし。じゃあイライジャ、約束通りな」
「うむ」
イライジャが後方を受け持ちロウ達も撤退した。こうして彼等は戦線を離脱したのであった。
他のティターンズの部隊も退いていく。とりあえずはロンド=ベルの作戦は成功であった。
「あれっ、もう終わりなの!?」
光竜がそれを見て少し拍子抜けしていた。
「もっとガンガン来ると思っていたのに」
「何か引っ掛かりますね」
闇竜も言った。
「ティターンズにしてはあっさりしているような」
「魂胆があるのかもね」
「はい。何かそんな気がします」
ルネにも応える。
「だとすれば一体」
「ロンド=ベルの諸君」
しかしそれを遮る形でクルーゼの通信がロンド=ベルに入って来た。
「!?」
「私はザフト軍の司令官の一人ラ
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