第六十九話 岐阜での会見その二
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そのうえでだ。信長と彼の家臣達に案内され岐阜城に入った。そうして城の中を見ながら登りだ。彼はこう言ったのである。
「いや、この城は」
「何か」
「険しいのう」
その城を登りながらの言葉だ。義昭はもう汗までかいている。
そうして肩で息をしながらだ。彼は言うのである。
「また随分と」
「守りを重視しております故」
「そうじゃな。それでじゃな」
「そうです。ではこのまま頂上に」
「まだ先があるのか」
義昭は汗をかきつつ述べる。
「それはまた大変じゃな」
「どう思われますか、この岐阜城について」
信長がこう義昭に問うとだ。彼に同行している明智はだ。
その眉をぴくりと動かした。そのうえで信長を注視した。その彼を見てだ。
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