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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百話 スターライト=セレナーデ
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いものであった。
「そうでなければ」
「・・・・・・わかりました」
「では。御武運を」
「うむ」
プラクティーズの面々は下がった。そしてマイヨはドルチェノフと正対した。
「遂にこの時が来たな、ドルチェノフよ」
「プラート、貴様・・・・・・!」
「最早貴様は終わりだ。貴様につく者はもう一人もいはしない」
「おのれ!」
「そしてギルトール閣下の仇、今ここで取らせてもらおう」
「わしを・・・・・・倒せるとでもいうのか!」
「そうだ」
マイヨは表情を変えずに答えた。
「どの様なメタルアーマーに乗っていようと私は負けはしない」
ファルゲン=マッフからレーザーソードを抜いた。
「参る。覚悟するがいい」
「おのれ、小童があ!」
ドルチェノフもあがく。その巨大な剣でマイヨに切り掛かる。
「ならばわしのこの手で!」
「ぬうっ!」
「始末してくれるわ!覚悟せよ!」
出鱈目にその剣を振り回す。だがそれでも相当な威力と迫力があった。
マイヨは迫力に押されはしない。だがその剣圧には押されていた。
「何という剣圧だ」
「どうした、さっきまでの威勢はどうした!」
ドルチェノフは押されるマイヨを見て叫ぶ。
「所詮は口だけよ!このわしには誰も勝てはせぬ!」
「まだ言うのか!」
「覚悟せよ!ハハハハハハハハハハ!」
だがマイヨはその剣をかわす。それでも攻撃を仕掛けることは出来なかった。劣勢は明らかであった。
「このままだと・・・・・・」
負ける、それが脳裏によぎった。
「だが私は・・・・・・!」
「死ねい!」
唐竹斬りをかわす。後ろに飛び退いたところで声がした。
「よお、お困りみてえだな!」
「その声は・・・・・・!」
マイヨは声がした方を向いた。するとそこにドラグナーがいた。
「ドラグナー・・・・・・。ケーン=ワカバか」
「おう!俺だけじゃねえぜ!」
「どういうことだ!?」
「兄さん!」
「リンダ、御前まで!」
これは予想外であった。マイヨも驚きを隠せない。
「兄さん、ここで死ぬつもりなんでしょう!」
「うっ・・・・・・」
その通りであった。マイヨはここでドルチェノフと刺し違えるつもりだったのだ。そしてギガノスの大義に殉じようと考えていたのだ。
「そんなこと、させないから」
「リンダ・・・・・・」
「そういうことさ。それで助太刀に来たんだよ」
「フッ、ローマで会った時とは変わっているな」
「格好よくなったってか?」
「いい男になったな」
「へへっ、旦那に褒めてもらえるとはね」
「ケーン、そんなこと言ってる場合じゃないわよ」
「おっとと」
ドルチェノフはまだそこにいるのだ。
「やいドルチェノフ!」
「やっと気付いたのね」
リンダが突っ込みを入れる。タップとライトがいないから彼
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