第三十一話 広瀬の秘密その九
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言えるのかな」
「だって。広瀬君牧場好きよね」
「嫌いじゃないさ」
馬に乗りながらの言葉だ。
「子供の頃から行くのは好きだったよ」
「動物の世話もできるわよね」
「だから乗馬部にいるんだ」
ただ馬に乗るだけではないのだ。乗馬というものは。
馬に接するのだ。それならば世話もしなければならないのだ。だからこそだった。広瀬は今確かな声で由乃に対して言えたのである。
「こうしてね」
「じゃあ合格よ。うちの牧場に来てもいけるわよ」
「だといいけれどね」
「だったらすぐにね」
由乃は広瀬に言ってくる。
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