第六十九話 岐阜での会見その一
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明智も、そして細川もその虚勢には気付いてはいた。しかしだった。
二人共その虚勢にはあえて気付かないふりをして義昭に応え続ける。そうしてだった。
今度は細川がだ。こう彼に問うたのである。
「それではですが」
「うむ、信長のことじゃな」
「織田殿は鉄砲を多く持っておられることは御存知でしょうか」
「鉄砲というとあれか」
「はい、南蛮から伝わったあれです」
「あれを多く持っておるのか」
それを聞いてだ。義昭は今度はだ。
どうにもこうにも怪訝という顔になってだ。こう言ったのである。
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