第三十話 二対一その十
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。今生きている筈がない。ましてや演義と史実はまた違う。
「それでもな」
「赤兎は赤兎ね」
「そうなるな。それじゃあな」
「明日宜しくね」
こう話してだった。広瀬はその電話の向こうの相手と会うことになった。そのことを決めてだ。
彼は電話を切り大学を後にした。夕刻の赤は次第に黒になりだ。彼もその中に消えていった。
第三十話 完
2012・4・16
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