第七話 位牌その三
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そうしたことには興味はないか」
「あれは風来坊です。そこが又左と違います」
「同じ前田の者であってもか」
「家督にも興味はありませぬ。欲のない男です」
「ただ傾奇を通すだけか」
「それが余りにも過ぎるので爺に怒られている次第で」
それでだというのである。
「爺に言わせれば。もっと政や戦での兵の操りを覚えろとのことですが」
「しかし言っても聞かぬか」
「そういうのを見れば慶次には素養があります」
「そういうことじゃ、平手は見所のある者しか怒らぬ」
ここまで話してだ。信秀は信長に対して平手についてこう述べたのであった。
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