第二十九話 闇を払うものその五
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中田は権藤を認めていた。今先程まで剣を交えてみてそのうえでだ。彼は権藤という男を知ったのである。剣と剣からだ。
「確かに権力者で洒落にならない位強いけれどな」
「ルールは守る人ですか」
「伊達に首相を目指してる訳じゃないな」
笑ってだ。中田は権藤についてこうも言った。
「それだけの度量はあるみたいだな」
「首相になれる度量ですか」
「首相ってのはそれだけ重いんだよ」
中田は上城に今度は首相というものについて話した。
「責任とかな。色々あってな」
「責任ですか」
「中にはそんなのないまま首相になる馬鹿もいるさ」
そういったケースもだ。中田は否定しない。
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