第二十八話 使い捨ての駒その八
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権藤にだ。中田が正面から言った。権藤の身体は今も中田に向いている。顔だけを樹里に向けてだ。そのうえで話をしていたのである。
「犠牲は最低限でいい、か」
「そうだ。あの男とは違う」
壬本とはというのだ。
「あの男のことは君達に謝罪しよう」
「ああ、あいつが樹里ちゃんを狙ったことか」
「あそこまで下衆とは思わなかった」
これはだ。権藤も予想していなかったというのだ。
「私の読みが甘かったか」
「あいつはまた特別だからな」
中田もだ。壬本についてはうんざりとした顔でこう述べた。
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