第二十八話 使い捨ての駒その一
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体は否定しないのだ。
だがそれでもだとだ。上城は首を捻りながら述べた。
「あの人に対しては」
「何かが違うわよね」
「そうだね。どうしてかな」
「完全に見捨てたにしても」
どうかというのだ。それでもだ。
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