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戦国異伝
第六十四話 焼きものその九
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 そうだったとだ。明智は細川にも話す。
「あれだけの方は」
「その津々木という者」
 義輝も日食の闇の中で顔を強張らせて述べる。それは夜の闇とはまた違った闇だった。何もかもを覆ってしまう。そんな闇だった。
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