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久遠の神話
第二十七話 愚劣な駒その一
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「このことも気になります」
「では君も七人目の。その闇の剣士については」
「知らないんだね」
「はい、申し訳ありませんが」 
 曇った目でだ。聡美は答えた。
「そうなのです」
「そうか。ではだ」
「今は仕方ないね」
「すいません。力になれず」
「いや、いい」
「君の言うことはわかったから」
 それでいいとだ。静かに返す二人だった。
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