第九十四話 ガイゾックの最期
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やる!」
ザンボットはイオン砲を取り出して構えた。
「行くぜ!覚悟しやがれ!」
「ホーーーーホッホッホ、遠くから撃てばいいというものではないわ」
バンドックはここで攻撃を仕掛けてきた。
「このバンドック、沈めはさせぬぞ」
「その減らず口、これまでにさせてやらあ!」
イオン砲にエネルギーを充填させる。
「いっけええええええええええええええええええええ!」
イオン砲が放たれた。だがそこにはバンドック砲の光が迫る。
二つの光がぶつかり合った。だがバンドック砲の光は押し返される。そしてバンドックに迫る。
そのままイオン砲の光が貫いた。バンドックはその機能を停止させた。
「バ、バンドック砲が」
バンドックの司令室も炎に包まれていた。ブッチャーも全身から血を流している。
「この様なことがあろうとは・・・・・・」
「見たか!これがザンボットの力だ!」
勝平はイオン砲を構えたまま叫ぶ。
「ブッチャー!これで手前もガイゾックも終わりだ!覚悟しやがれ!」
「ムホホホホホホ、無駄なことを」
「まだ減らず口かよ!」
「違うのう。地球はどちらにしろ滅びる運命にあるのだ」
「何っ!?」
「滅びる運命には。ムホホホホホホホ・・・・・・」
最後にそう言い残して倒れた。ブッチャーの最期であった。
「この期に及んで負け惜しみかよ」
「最期まで往生際の悪い奴だったわね」
「いや、残念だがそれは違うようだ」
だがここでダイターンが出て来た。
「万丈さん」
「見たまえ、あれを」
そしてダイターンの指でバンドックを指差す。
「バンドックはまだ力を完全には失ってはいない」
「何だって!?」
「それどころか。何かが目覚めようとしている」
「何かが」
「それは一体」
「そら、出て来たぞ」
大破したバンドックから何かが目覚めた。そして語りはじめた。
「地球、イヤビアルノ者達モイルカ」
「何だ、手前は」
「私ハコンピュータードール八号」
その声は硬質の声で述べていた。
「バンドックノマザーコンピューターダ」
「手前が黒幕ってわけか」
「何故戦ウ」
「!?」
勝平だけではなかった。皆その言葉に動きを止めた。既に戦いは終わっていた。やはり手負いのガイゾックでは今の
ロンド=ベルの敵ではなかったのだ。
「何故、御前達は戦うのだ」
「そんなの決まってるだろうが」
勝平はそれに答えた。
「地球の為、皆の為だ」
「感謝サレズトモカ」
「何っ!?」
「知ッテイル。御前達ガ戦ッテイル間ドノヨウナコトヲ言ワレテキタカヲ」
「・・・・・・・・・」
勝平は沈黙してしまった。自分達がいるからガイゾックが来るのだと言われたことは忘れられなかった。
「誰ガ頼ンダノダ。誰ガ戦エト頼ンダノダ」
「それは・・・・・・」
「私ハ悪
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