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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第九十四話 ガイゾックの最期
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油断は禁物です」
「了解」
「まっ、手負いの虎ってやつだな」
フォッカーと柿崎がそれを聞いて言う。
「油断大敵だ。いいな、輝」
「はい」
「さもないと腕の一本じゃ二本じゃ済まないぜ」
「驚かさないで下さいよ」
「ははは、まあ気を着けろってことだ」
「了解です」
バルキリー隊も出撃する。そして布陣した時にはガイゾックもあるだけのメカブーストを出していた。
「ええい、こうなればやけじゃ!」
「御意、ブッチャー」
ギッザーがそれに応える。
「わしの遊びを邪魔しおって!許さんぞ!」
「おい、ちょっと待ちやがれ!」
勝平が遊びという言葉を聞いて激昂する。
「今までのは遊びだっていうのか!」
「そうじゃ。虫けらを殺す遊びじゃ」
ブッチャーは当然といった態度でこう述べる。
「それがどうしたのじゃ?」
「手前、絶対に許さねえ!アキはその遊びのせいで死ぬところだったんだぞ!」
「それがどうしたのじゃ。地球の連中の命なぞ知ったことではないわ」
「何だと!」
「地球の連中のことなぞな。ホッホッホ」
「待ちなさいよ、ブッチャー!」
恵子も問い詰める。
「人間爆弾なんてことしておいてよくもそんなことが言えるわね!」
「だからそれがどうしたというのじゃ」
ブッチャーの態度は相変わらずであった。
「地球の原住民なぞ。皆殺しにするつもりじゃしな」
「何て野郎だ」
「こんな野郎、生かしておくわけにはいかないな」
勝平に続いて宇宙太も怒りで震えていた。
「勝平、一気に決めるぞ!」
「ああ!」
ザンボットは突進を開始する。だがその前にメカブースト達が迫る。しかしそこにビルバインとズワースが来た。
「はああああっ!」
「やらせんっ!」
二人はそれぞれ左右に剣を振りメカブースト達を薙ぎ払う。そしてザンボットの道を開けた。
「ショウさん、それにバーンさん」
「俺達が血路を開く!」
「君達はそのまま突き進め!」
二人は恵子にそう返した。
「それでいいんですね」
「ああ」
「その為に来たんだから」
「有り難いぜ。じゃあ悪いが先に行かせてもらうぜ!」
勝平がそこで前に出ようとする。しかしそこにまた一機やって来た。しかしそれはトッドのビルバインが真っ二つにした。
「みえみえなんだよな!」
「トッドさんまで」
「おいおい、俺は『まで』かよ」
「あっ、御免なさい」
「けどまあこれで道が開けたんじゃないのか?」
「道が」
「それか一気に撃っちまうとかよ。どうだい?」
「勝平」
宇宙太が声をかけてきた。
「どうした?」
「やれるぞ、イオン砲だ」
「イオン砲か」
「そうだ。この距離ならいける。どうする?」
「やれるんなら一気に決めてやるさ」
勝平には迷いはなかった。
「ブッチャー、これで決めて
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