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久遠の神話
第二十六話 壬本という駒その六
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だけに戦いだ」
 そしてだというのだった。
「その目的を果たそうとするならだ」
「僕を殺すんですか」
「止めるつもりだ」
「しかし今のは」
「君も力を使う。それならだ」
 それならばだというのだ。工藤は暗く陰湿な目の、如何にも卑屈そうな壬本に告げたのだった。
「俺はその君を止めてだ」
「だから何故」
「君の様な人間はこうして止めるしかない」
 そしてその止め方はだ。どういったものかというと。
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