第六十三話 岐阜その四
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
話した。
「何故魏徴があそこまで唐の太宗に仕えたかじゃ」
「やはり己を認めてくれたから」
「だからなのですか」
「あの者は詩で人生意気に感ずと書いた」
魏徴は詩人でもあったのだ。少なくとも詩の才はありだ。唐代の詩においても屈指の詩を残しもしているのである。
その彼のことをだ。信長は今家臣達に話していくのだ。己の言いたいことをそこに含めて。
「太宗に認めてもらったからじゃ」
「だからこそあそこまでの忠義を見せた」
「そういうことになりますか」
「そうじゃ。人は誰でも同じじゃ」
その魏徴や信長だけではないというのだ。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ