第一話 水の少年その十三
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「ウィザードリィだけれど」
「あれねえ」
「外伝の4やってるのよ」
「ああ、あの最後の方の敵がとんでもなく強いあれだね」
そんな話をしてだった。彼はその夕食を食べてだ。
そのうえでだ。彼は今度はだ。庭に出ようとした。
「じゃあちょっとね」
「素振りするの」
「うん、そうするけれど」
「ちょっと待ちなさい」
ここでだ。母は彼を呼び止めるのだった。
「今は駄目よ」
「駄目って?」
「食べてすぐじゃない」
だからだというのである。
「だからね」
「ああ、少し休めってことだね」
「そういうこと。簡単な運動でもね」
「食べてすぐは駄目なんだね」
「身体によくないから」
こう我が子に話すのである。
「まあ少し休んでいなさい」
「わかったよ。じゃあね」
こう言ってだ。彼は自分の部屋に入るのだった。そしてだ。
部屋で少し勉強してからだ。それから庭で素振りをした。
その次の日だ。新聞にはだ。
一人の元教師が逮捕されたとの記事があった。それを見てだ。
上城は両親にだ。こんなことを言った。
「学校の先生ってさ」
「学校の先生がどうしたの?」
「それで」
両親も彼と共に朝食を食べている。白い御飯に納豆をかけて食べる。それと葱の味噌汁に玉子焼きだ。そうしたものを食べながらだ。
彼はだ。両親に話すのだった。
「結構おかしな人がいるんだね」
「そうかしら」
「別にそうは思わないけれどな」
父の顔は我が子によく似ている。むしろ息子が父親似だった。
その父がだ。納豆飯を食べながら我が子に応える。
「そういう人もいるっていうことだろ」
「それだけかな」
「世の中おかしな人は絶対にいるからな」
父こうも話す。
「だから学校の先生にもな」
「いるんだ」
「ああ、そうしたおかしな人がな」
「それだけかな」
「ただしな」
ここでだ。父の口調が変わった。
「学校の先生ってのはストレスが溜まるしな」
「大変な仕事だからね」
母も言う。味噌汁をすすりながら。
「授業のことに生徒のことに学校のこと」
「生徒の親もいるからな」
考えるべきことは多い。それでなのだった。
「何かってあるからな」
「だから。ストレス溜まってね」
「おかしくなるのかな」
「そういう人は多くなるな」
父はこう息子に話す。
「あと。日教組って組織もあって」
「ああ、あれね」
「あの組織の系列の先生は元々おかしいな」
このことは最近まで広くは知られていなかった。日教組がどういった異常な組織かをだ。ネットが普及するまで知られていなかったんどあ。
「あそこはな」
「あの組織はね」
母も日教組について話す。
「日本で一番変な組織だから」
「そんなにおかしいの?」
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