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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第九十三話 人間爆弾の恐怖
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「異存はない」
グローバルがそれに応えた。
「今ここでガイゾックを除いておかなければまた無差別な殺戮を繰り返すだろう」
「それだけは許すことは出来ない。ここで彼等を倒す」
「よし、それじゃあ決まりだな」
ブライトの言葉も出て全ては決まった。
「宇宙だ。そしてガイゾックとの決着を着ける」
「了解」
「それじゃあすぐに」
ロンド=ベルは戦いを終わるのも束の間すぐにラサへ向かった。そしてそこから宇宙へ向かう準備をはじめた。
「急げよ」
カワッセが指示を出す。
「一秒の遅れがそれだけガイゾックの力を回復させるからな」
それは彼等自身が最もよくわかっていた。それがわかっているからこそ素早い動きで作業を進めていた。
「勝平」
勝平達もその中にあった。宇宙太が彼に声をかけてきた。
「何だ?」
「ガイゾックの奴等だけどな」
「ああ」
「どうして俺達の故郷や地球に来ていると思う?」
「だからあれだろ」
勝平はそれに答えた。
「文明を破壊する為によ」
「それだけかな」
「何が言いたいんだよ」
「あくまで俺の考えだぞ」
「ああ」
宇宙太は前もってそう断ったうえで述べた。
「あのガイゾックってな。宇宙怪獣と一緒なんじゃねえか」
「おいおい、全然違うじゃねえか」
「外見はな」
「しかもあいつ等殆どマシンだしよ」
「けれど文明を狙うのは同じだよな」
「そこかよ」
「そうだ。何かそこが似てるんじゃないかと思ってな」
「そういえばそうね」
恵子がそれに同意した。
「ガイゾックも宇宙怪獣も交渉なんて不可能だし」
「そうだな。目的はどちらも破壊だ」
「けれどそれだと何で同じなのかしら」
「そこまではまだわからねえがな。けれど」
「連中も同じだってことかよ」
また一つ謎が浮かんできたと思われた。謎が生まれては消え、消えては生まれていく。その中にあってロンド=ベルは果てしない戦いを続けていくのであった。
彼等は宇宙へ飛び立った。そしてガイゾックと最後の戦いに赴いた。
第九十三話完

2006・5・18
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