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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第九十三話 人間爆弾の恐怖
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ほっと胸を撫で下ろしてその爆発を眺めていた。
「危ないところだったな、アキ」
「もう、一体何なのよ」
アキは慌てて服を着ていた。身体を拭くのもそぞろに。
「いきなり部屋に入って来て。爆弾がどうとか」
「御前、ガイゾックに人間爆弾にされてたんだよ」
「人間爆弾!?」
「そうさ。ガイゾックはな、捕まえた人間を人間爆弾にしてたんだ。そしてそれを爆発させてたんだ」
「嘘・・・・・・」
「嘘じゃねえ。さっきの爆発が何よりの証拠だ」
香月がアキに対して語る。
「御前、もうすぐで死ぬところだったんだぞ」
「そんな、あたしが・・・・・・」
「しかしガイゾック、何処までも非道な」
「許せませんね、これは」
リーもブンタも何時になく怒りに満ちた声であった。
「今のは超能力で何とかなったが」
「これを取り除くとなると」
「いや、やってみる」
サコンが言った。
「すぐに背中に星型の痣がある人を集めてくれ」
「サコン、できるのか?」
「今までの医学じゃ無理だったろう。だが今俺達にはあらゆる科学や医学が集まっている」
「そうね、こういう時にこそ私達がいないと」
リツコもやって来た。黒いミニスカートからストッキングに覆われた美しい脚でやって来た。
「任せて。そっちは」
「私も行こう」
「博士」
そして大文字もいた。
「我々がそちらを引き受ける。君達は」
「ああ、わかってるぜ」
勝平は怒りに満ちた声で応えた。
「ガイゾックの奴等、許せねえ」
「勝平・・・・・・」
「香月、御前はアキを頼む」
「ああ」
「俺は今からガイゾックを倒しに行くからな」
「行くんだな」
「そうさ、もう容赦はしねえ」
「わかった。だがな」
「何だ?」
「死ぬんじゃねえぞ」
「ああ」
勝平は友の言葉に頷いた。
「絶対に帰って来いよ」
「わかってるぜ。その時にまた派手に喧嘩しようぜ」
「ああ」
「勝平」
今度はアキが声をかけてきた。
「どうした?」
「あの、助けてもらって」
「御前を助けたのは俺じゃねえよ。タケルさん達だ」
「けど」
「いいって。俺はな、ガイゾックと戦う、そして地球を守るのが仕事なんだからな」
「そうなの」
「それじゃあな」
別れの言葉だった。
「今からガイゾックを倒しに行くからな。この船から降りてくれ」
「頑張ってね」
「わかったよ。何があっても帰って来るからな」
「ええ、待ってるわ」
香月とアキは大空魔竜を降りた。そしてサコンとリツコ、それに獅子王博士達は大文字と共に一時ロンド=ベルを離れた。そして人間爆弾となった者達の救出に向かうのであった。
「これも戦いなんだよね」
シンジは船を降りるリツコ達を見て言った。
「そうだよ、シンジ」
そんな彼にアレンビーが声をかける。
「戦
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