第二十四話 七人目の影その十五
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
導を渡してやる」
そうするというのだ。彼自身がだ。
「絶対にな。ただな」
「ただ、ですか」
「上城君はそいつに会ったら困るな」
「僕は、ですね」
「ああ。逃げるのも嫌だろ」
「はい」
その通りだとだ。上城は苦い顔で答えた。
「剣道をしているせいか無意識に」
「剣道は敵に背を向けないからな」
「ですから」
「だよな。俺だって逃げるのは嫌いさ」
彼と同じく剣道をしているからだ。そう考えるのだった。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ