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久遠の神話
第二十四話 七人目の影その十五
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導を渡してやる」
 そうするというのだ。彼自身がだ。
「絶対にな。ただな」
「ただ、ですか」
「上城君はそいつに会ったら困るな」
「僕は、ですね」
「ああ。逃げるのも嫌だろ」
「はい」
 その通りだとだ。上城は苦い顔で答えた。
「剣道をしているせいか無意識に」
「剣道は敵に背を向けないからな」
「ですから」
「だよな。俺だって逃げるのは嫌いさ」
 彼と同じく剣道をしているからだ。そう考えるのだった。
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