第六十一話 稲葉山入城その九
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いて話した。二人の父の前でだ。
美濃が織田の手に完全に落ちたその頃。美濃を何とか出て伊賀から近江に向かおうとする者達がいた。その中の一人の男が言うのだった。
「わしは諦めぬ」
龍興だ。彼は夜道の中でこう零したのである。
夜道は暗く周りには何も見えない。空には月もない。その完全な闇の中を何人かで進む中でだ。彼はこんなことを呟いたのである。
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