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久遠の神話
第二十四話 七人目の影その九
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うしたら僕は剣士でなくなるよね」
「そうよ。危険じゃなくなるわよ」
 あくまで彼のことを気遣ってだ。その安全の為に言うのだった。
「私はそう考えるけれど」
「僕は戦いを降りる」
「うん。そうしたら」
「考えさせてくれるかな」
 もう中庭を見ていなかった。自然と俯いていた。
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