第二十四話 七人目の影その七
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すか」
「強い力は必要です」
これがだ。聡美が上城に告げる結論だった。
「何をされるにしてもです」
「力はですか」
「そうです。力自体はいいものです」
「問題になるのはですね」
「そこに心があるかどうかです」
問題はそこだった。力の有無ではなくだ。
そこにそれがあるかどうか、聡美は上城にこれまで以上に強く述べた。
「ですから。強くなられて」
「そしてですね」
「御心もです」
「それも強くなる」
「今の上城君はそうされて下さい」
彼のその目を見てだ。聡美は告げた。
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