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久遠の神話
第二十四話 七人目の影その一
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「お茶だけでは物足りませんか」
 聡美はこう上城に切り出した。
「ですからここは」
「あっ、そうですね」
 これまで沈黙を守っていた樹里がだ。ここでだ。
 上城の隣からだ。こう聡美に応えたのだった。
「銀月さんまだ和菓子は召し上がっていませんよね」
「はい。ですから興味があります」
 戦いのことを話す神妙な顔から一変してだ。
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