第九十二話 果てしなき旅立ち
[17/17]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
共が!」
「ゲッ、生きていたのかよ」
サブロウタがモニターから飛び出てきかねないその男を見て言った。
「最近見ないと思ったら」
「すぐに日本に来るのだ!」
「一体どうしたのですか、急に」
「どうしたもこうしたもない!」
ミサトにこう返す。
「うわ、凄い声」
「ミサト、耳栓は用意しておかないと駄目よ」
「ガイゾックだ!ガイゾックが出たのだ!」
「ガイゾックが」
「そうだ、今破壊活動の限りを尽くしておる。連邦軍が抑えてはいるが」
「それにも限度があると」
「だからだ、すぐに戻って来い!」
かなり勝手な話ではあった。だがそうも言ってはいられなかった。相手がガイゾックならば。
「よいな、そしてすぐにガイゾックを倒せ。以上だ!」
そこまで言ってモニターから消えた。とりあえずは台風は姿を消した。
「言うだけ言って消えたな」
「結局自分では何もしないわよね」
ケーンとアスカの言葉も届いてはいない。
「しかし行かねばなりませんよ」
ジョルジュがそんな彼等にかわりに言う。
「ガイゾックは。放ってはおけません」
「ああ、すぐにでも行こうぜ」
「奴等何するかわらないからね」
ヂボデーとサイシーがそれに頷く。
「そうとなればすぐに日本に向かおう。皆それでいいな」
「ああ」
一同アルゴの言葉に頷いた。
「では行くぞ。日本へ」
「そしてガイゾックをぶっ潰してやる!」
彼等は次の敵に向かっていた。そしてガイゾックとの戦いも最後の局面を迎えようとしていたのであった。戦いは次第に次の舞台に入ろうとしていたのであった。
第九十二話完
2006・5・14
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ