第九十二話 果てしなき旅立ち
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った。
「真吾、あれ!」
「わかってる!」
真吾はレミーに応えた。そして攻撃態勢に入る。
「ゴーフラッシャーーーーーーーーッ!」
緑の数条の光が最後のミサイルを撃つ。それで全ては終わったのであった。
「ミサイル全弾撃墜しました」
ミドリが報告する。
「周囲への放射能の影響もありません」
「御苦労、諸君。これでドクーガは完全に滅んだ」
「これでドクーガも終わりか」
「長いようで短かったわね」
真吾とレミーは大きく背筋を伸ばしていた。
「有り難うよ。今回は御前さん達に助けられたな」
「ふっ、礼なぞいい」
ブンドルがキリーにこう答える。
「私達は美しき地球を守る為に戦っただけだからな」
「それでこれからはどうするの?」
「まあわしは議員に立候補だな」
「わしはケルナグール=フライドチキンの社長に戻るか。かみさんも待ってるしな」
「私は・・・・・・。会社の会長にでも就任し、闇に咲く華となろう」
「そういやあんた達それぞれ会社も経営してたりするんだな」
「うむ」
「そっちは儲かっておるぞ」
ジュドーにそう答える。
「羨ましいなあ。金があってよ」
「おいおい、俺達だってそうなるんだよ」
モンドがジュドーに言う。
「そんな弱気でどうするんだよ」
「ほらほら、イーノにも言われちゃって」
エルも入ってきた。
「まあ俺が社長だから安心だけどな」
「あたし管理部長だし」
「あたしは営業部長だったわよね」
「プルとプルツーってそんなに偉かったのね」
「ルーは総務部長じゃない」
「お互い偉いさんだな」
「ほう、御主等も会社を経営しておるのか」
「シャングリラのジャンク屋だけどな」
「シャングリラか。そっちのケルナグール=フライドチキンも宜しくな」
「ああ。あそこはリィナのお気に入りなんでな。贔屓にさせてもらってるぜ」
「よしよし。いい妹さんを持っておるな」
「そっちにはわしの会社のドラッグストアもあるぞ」
「私の化粧品の店もな。君の妹君にはコロンをプレゼントしよう」
「つっても俺の妹まだ小学生なんだけどよ」
「エマ中尉やハルカさんにでもあげたら?」
「私に?」
「悪くない考えね」
「そうだな。ではそうさせてもらうか」
ルーの言葉に頷く。
「美しきレディをさらに美しく飾るレオナルド=メディチ=ブンドルの化粧品。是非お試しあれ」
「何でいきなり商売になるのよ」
「これで最後だしな。それではまた」
「シーユーアゲイン」
これでドクーガの三人とは別れた。こうしてドクーガとの戦いもその幕を降ろしたのであった。
「何はともあれこれで終わりだな」
「ああ」
一同はそれぞれの艦に戻る。だがグッドサンダーから声がかかった。
「!?」
「今度は一体何だってんだ!?」
「何でも真田博士か
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