第五十八話 墨俣での合戦その八
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
。
「いかん」
「そうですな。五郎左殿や牛助殿に余計な気遣いをさせています」
「わしは他人に気遣われるのは好かん」
こうだ。佐々に対して言うのである。
「然らばじゃ」
「我等でできるだけ」
「決着をつける。よいな」
「承知、では」
「わしも前に出る」
柴田自らだ。前に出てだというのだ。
斉藤の軍をやぶろうとする。彼はそうして戦局を一気に決めようとしていた。
そしてだ。その中でだ。
前田がだ。その荒れ狂う足立を見て言った。
「御主は何じゃ!」
「わしか。わしは首取り足立じゃ」
こうだ。男は名乗ったのである。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ