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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第九十一話 ビムラーの意志
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りだった。その中イルイが一人暗い顔をしているのに気付かなかったのは迂闊であったと責めるのは酷であろうか。
「間も無くアイスランドに入る」
シモンから放送が入る。
「総員第一種戦闘配備」
「アラド行くわよ」
「ああ」
ゼオラが立ち上がりアラドがそれに続く。
「メシもたっぷり食ったしな」
「アラドって何かいつも食べてばかりね」
「育ち盛りなんだよ」
ヒメにそう返す。
「食べないと生きてけないしな」
「じゃあ今度私がご馳走してあげるね」
「いや、それは結構」
「何で?」
わからないのはクスハだけである。
「だってそれは」
「私の御飯で満足しているから?」
「ま、まあな」
ゼオラの言葉に応える。
「ゼオラの料理って結構美味いからなあ」
「姉さん女房ってわけかよ」
「べ、別にそんなのじゃありませんよ」
ゼオラはギュネイの言葉に顔を真っ赤にさせた。
「私はただアラドの健康管理の為に」
「そういう建前なんだな」
「ですから建前じゃ」
「まあ俺もミオちゃんに美味いものでも作ってもらうとするか」
「ミオって料理できたっけ」
「聞いたことないな」
ヒメと勇もそれは知らない。
「まあとにかく出撃だ。行こうぜ」
「了解」
総員格納庫に向かう。そして出撃した。
マシンを出すと同時にレーダーに反応があった。
「やっぱり来ましたね」
「予想通りだな」
大文字はサコンにそう返した。
「この反応、ドクーガです」
「ミドリ君、皆に伝えてくれ」
大文字はレーダーを見るミドリに対して言った。
「何としてもグッドサンダーを守って欲しいとな」
「わかりました。それでは」
ミドリは頷く。そしてすぐに大文字の言葉に従い放送を入れるのであった。
「了解」
皆それに応える。それと同時にドクーガの三隻の戦艦が戦場に姿を現わした。
「フフフ、遂に追い詰めたぞグッドサンダー」
ブンドルは目の前のグッドサンダーを見て言う。
「長き旅路の果てに白き絶望の底に沈みゆくその姿」
そしてあの真紅の薔薇を掲げた。
「美しい・・・・・・」
「でだブンドルよ」
「何だ?」
「この前の作戦は御主のせいでえらい目に遭ったのだが」
カットナルとケルナグールはあからさまに不機嫌な顔であった。
「だからこそこうやって私の軍を無償で貸しているのだが」
「当然だ。わしの軍は大打撃を受けたのだからな」
「御主が核ミサイルなんぞ使おうとしたからであろうが」
「あそこで使わなくてどうするか!民間人に向けるわけではないから安心せい!」
カットナルにこう返す。
「わしは武器を持たぬ相手は傷つけぬわ!戦ってナンボだ!」
「あの作戦は見事な成功だったな」
「何処かじゃ!?」
カットナルは今度はブンドルの言葉に応える。
「オルファンは
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