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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第九十一話 ビムラーの意志
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わよ」
「おっと、それは勘弁願いたいな」
「でしょ?」
「下がるのはキリーの女運だけにしてもらいたいからな」
「やれやれ、言ってくれるな」
キリーはそれを聞いて肩をすくめておどけてみせた。
「もてない男のひがみはみっとおないぜ、真吾さん」
「いや、俺は両手に花だから」
「そうだったの」
「それは声が似てる人達だろ?」
「ばれてたか」
「すぐわかるぜ。まっ、両方を公平に愛するとかイスラム教徒みたいなことは言わないようにな」
「了解」
「しかし何で俺達なんだろうな」
「それですね」
小介が豹馬に応えた。
「おそらくはドクーガとの戦いの意味もあるのでしょうが」
「グッドサンダーあるところドクーガありでごわすな」
「はい」
「けれど・・・・・・それだけかしら」
「どういうこっちゃ、ちずる」
「うん、何か引っ掛かるのよ」
ちずるはその整った眉を顰めさせていた。
「他にもあるんじゃないかって」
「だったらビムラーかな」
ケン太はちずるの言葉を聞いて呟いた。
「ビムラーの?」
「うん。若しかしたら父さんは僕達にビムラーのことを教えてくれる為に」
「アイスランドに来たのか」
「そうじゃないかって思うんだけれど」
「そうかもね」
レミーがそれに頷いた。
「どういうことだ、レミー」
「ほら、サバラス隊長も時が来れば話すって言ってたじゃない」
「そういえば」
「ドクーガの連中も躍起になってきてるしな」
「それでそう思うのよ。いよいよじゃないかって」
「そうなのですか」
OVAがそれを聞いて呟いた。
「ケン太君にも。時が来たんですね」
「そうだと思うけれどね」
「わかりました」
そして頷いた。
「では私はこれで。食事の支度もありますし」
OVAは部屋を出た。そして食堂に向かった。
「どうですか、レーツェルさん」
食堂ではクスハがレーツェルに自作のジュースの味見をしてもらった。
「今度のは」
「そうだな」
レーツェルは不気味な緑色の液体を口にしていた。そして味わってから述べた。
「喉越しはいいが酸味が強いな。レモンにトマト、そしてバルサミコ酢です」
「当たりです、凄いですね」
「他にはセロリにニラ、大蒜、そして葱が」
「そうです、その通りです」
「おっ、何だ」
そこにドモンが通りがかった。
「ジュースか?」
「あっ、ドモンさんもお一つどうですか?」
「ジュースなら頂くが」
「止めておけ」
だがレーツェルはそれを止めた。
「何故だ?」
「君でもこれは。気絶ものだ」
「そうなんですか!?」
「確実にな」
「確実・・・・・・」
「だからドモン、君も止めた方がいい」
「ううむ」
「君に何かあっては私がレインにどやされるからな」
「レインにか」
「そうだ。
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