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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第九十一話 ビムラーの意志
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ン太、お前も私と同じく、ビムラーに使命を与えられた存在なのだ」
「僕が!?」
「そうだ、お前はビムラーの申し子とも言うべき存在なのだよ」
(つまりケン太君も護君と同じく、僕達にとって重要な鍵を握る子供だということか)
獅子王博士はそれを聞いてまた考えた。
(彼等はこれからの人類のあり方を示す存在だな)
「それにしても凄い話だよ」
キリーが言う。
「只のメカ好きの子供だとばかり思ってたのにな」
「そのケン太を守るために選ばれた私達って結構責任重大だったのねえ」
「ああ全くだ」
真吾も頷く。そんな彼等に大介が言う。
「そんな他人事みたいに言うことじゃないと思うが」
「それじゃあゴーフラッシャーがパワーアップしたのはケン太君と何か関係が」
竜馬はまた博士に問うた。
「うむ。ケン太と共にビムラーが新たな成長段階を迎え、ゴーショーグンに新たな力が与えられたのだ」
「じゃああのドクーガメカの声は」
「そうだ、彼等がゴーフラッシャーによって自らの意思を持つに至ったのだ」
「何だって!?」
この言葉にはキリーも驚いた。
「メカに意思を。ではあの爆発は」
「うん、あのメカは戦いたくないって言ってた」
ケン太がサコンに言う。
「でも・・・・・・。命令を拒否できなくて」
「自爆したのか」
「うん・・・・・・」
ケン太は残念そうに頷いた。
「しかし」
ショウは難しい顔になっていた。
「人間じゃない存在の声を聞くだけならまだしも意志を与えるなんて」
「いえ、それは有り得ることです」
「シーラ様」
「全てのものに心があるのですから」
「その通りです」
博士はシーラの言葉に頷いた。
「ケン太が花や草、風や水と意志を交わせるのもビムラーの体現者、『ソウル』として成長しつつある証なのです」
「ソウル・・・・・・。僕がソウルなんだ」
「その結果メカに対しても生物と同じ様に愛情を抱くケン太の心とそれに反応したビムラーの力がメカの意思を呼び覚ましたのだろう」
「ではドクーガ基地の動力源の暴走を同じ理由で」
サコンもそれがわかってきた。そしてドクーガの基地の爆発もそう分析した。
「凄い話だな。だがおかげでこれからの戦いが楽になるかも知れねえな」
「いや、それはどうか」
だが博士は隼人の言葉には懐疑的であった。
「ビムラーが完全に覚醒しない限り今日の様な現象が必ず起きるとは言えない」
「あら、それは残念」
レミーの声はいつもの調子であった。
「ま、そうそう事が上手く運ぶわきゃないか」
真吾もそれは同じだ。彼等は驚きはしたがいつもの調子に戻ってきていた。
「それで父さん」
ケン太は父に問う。
「僕、これからどうすればいいの?」
「ケン太、ビムラーの覚醒は御前の成長と共にある」
「僕と」
「そうだ、御
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