第二十一話 聡美と高代その二
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瀬はその彼を見ることもない。
そうしたやり取りを経てだ。彼等は別れたのだった。
一人になった広瀬はだ。すぐにだ。携帯を取り出した。
そしてだ。相手に言うのだった。
「いいか、それで」
「ええ、今からね」
「そちらに行く」
自分から行くというのだ。相手のところにだ。
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