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戦国異伝
第五十六話 竹中の意地その一
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た。
 そんな彼等を見てだ。竹中は。
 城中のある櫓にいてだ。そこで弟の彦作に言うのだった。
 櫓の中は殺風景であり武具が置かれているだけだ。その中でだ。
 彼はだ。弟と向かい合って座ってだ。それで言うのだった。
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