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戦国異伝
第五十五話 美濃の神童その一
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て頂けますか」 
 竹中は再び四人に話す。
「そうして頂ければ有り難いのですが」
「ふむ」
 まずはだ。安藤が応えた。
「殿を試すか」
「試すつもりはありませぬ」
「ではどういうことじゃ」
「殿に気付いて頂きたいのです」
 そうだとだ。竹中はその安藤に応えた。
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