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八条学園怪異譚
第十六話 柴犬その十三
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あるいのかも知れない。
 この思想について日下部はさらに言った。
「そういうことを言う人間が実際にそれを出来るか」
「無理ですよね、やっぱり」
「それは」
「出来た者を私は寡聞にして知らない」
 生きている間も今の状況でもだというのだ。
「文明に甘えている者こそそう言うものだ」
「ですか。まあ私文明の中でしか生きられないですから」
「私も」
 このことは二人共だった。
「野生の中でトンカツとかカレーないですから」
「チーズパンとかハムサンドとかないですよね」
「ある筈もない」 
 これはそのまま返答だった。
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